「書きたいキーワードは見つかったけれど、検索結果が大手サイトばかりだった」
「競合記事のどこを見れば、自分にも書けるか判断できるのだろう」
「上位記事より詳しく書けば、本当に読まれるのだろうか」
ブログを始めたばかりの頃は、競合調査と聞いても何をすればよいのか分かりにくいものです。
検索上位の記事を開き、見出しを眺めているうちに、自分の記事へ何を書けばよいのか分からなくなることもあります。反対に、競合をほとんど見ず、「自分なら書けそう」という気持ちだけで記事を作り始めることもあるでしょう。
私はゲームブログを運営し、実際には300記事以上を書いてきました。現在残っているのは222記事ですが、初期の記事は大量に削除しています。
その過程で、ほとんどのゲームタイトルについてレビュー記事を書きました。しかし、大手攻略サイトと同じような内容になり、PVをほとんど得られなかった記事が数多くあります。
一方で、当時の大手サイトが詳しく扱っていなかった『二ノ国』の「仲間にするべきおすすめのイマージェン」という記事は、ブログ全体の月間PVを1万以上へ押し上げました。
ただし、競合が少なければ何でも読まれるわけではありません。『テイルズ オブ アライズ』の釣りが楽しくて書いた「釣り場一覧とレア魚の出現場所」は、私の振り返りでは需要を捉えられず、ほとんど読まれませんでした。
この経験から感じているのは、競合調査は上位記事をまねるためではなく、そのキーワードで個人ブログが勝負する余地があるかを判断するために行うということです。
この記事では、私が現在確認している検索上位10記事を基準に、初心者でも進めやすい競合調査を7つの手順で解説します。
- 読者が何を知りたいのか
- 上位にどのようなサイトが並んでいるか
- 競合に不足している情報はあるか
- 自分の経験を加えられるか
- ニッチでも検索需要があるか
最後には、「書く」「切り口を変える」「見送る」の判断基準も整理します。
先に結論を言うと、大手サイトが十分な情報を出しており、自分の体験や新しい答えを加えられないなら、そのキーワードは見送っても構いません。
少し厳しく聞こえるかもしれません。しかし、私自身が書きたい記事を優先し、読まれない記事を何本も作ってきました。同じ遠回りを避けてほしいからこそ、無理に「何でも書けばよい」とは言いたくありません。
ブログの競合調査は「そのキーワードで勝負するか」を決める作業
ブログの競合調査というと、上位記事のタイトルや見出しを書き出す作業を思い浮かべる人が多いかもしれません。
記事ネタや導線で迷っていませんか?
私も自己流で記事を書いて遠回りした時期があります。趣味ブログで収益化を目指すなら、書き始める前に「何を書くか」「どうつなげるか」を整理しておくとかなり楽です。
※紹介記事には広告を含みます。
もちろん、タイトルや見出しを見ることも必要です。検索結果で上位に表示されている記事には、読者が知りたい可能性の高い内容が含まれています。
しかし、それだけでは不十分です。
上位記事と似た見出しを並べ、同じ内容を少し長く書いても、「すでにある記事を読めば十分」と思われる可能性があります。
競合調査で本当に確認したいのは、次の3点です。
- そのキーワードに検索する人がいるか
- 既存記事だけで読者の悩みが解決しているか
- 自分だから加えられる情報があるか
この3点を確認して、記事を作るかどうかを判断します。
上位記事の見出しをまねることが目的ではない
上位記事の見出しをそのまま自分の記事へ並べると、構成を作りやすく感じます。
しかし、複数の記事から見出しを集めただけでは、記事の軸がぶれやすくなります。読者が必要としていない内容まで増え、結局何を伝えたい記事なのか分からなくなることもあります。
さらに、競合と同じ答えしか出せないなら、後から公開する自分の記事を選ぶ理由が弱くなります。
競合記事は、写すための正解ではありません。
読者が必要としている共通項と、まだ十分に答えられていない部分を見つけるための資料として使います。
検索した人の悩みを先に整理したい場合は、ブログの検索意図を初心者向けに解説した記事も参考にしてください。
「書く・切り口を変える・見送る」を判断する
競合調査の結果は、必ず「書く」にならなくても構いません。
調べた後の選択肢は、主に次の3つです。
| 判断 | 状況 |
|---|---|
| 書く | 競合が扱っていない悩みがあり、需要と自分の経験も確認できる |
| 切り口を変える | 大きなキーワードでは競合が強いが、特定の読者や状況へ絞る余地がある |
| 見送る | 競合が十分な情報を提供しており、自分から新しい答えを加えにくい |
私は現在、大手攻略サイトが扱っていないキーワードを優先しています。また、大手の記事があっても内容が薄く、自分なら実体験を交えて詳しく説明できると判断した場合は書きます。
一方、大手が詳しく扱っているアイテムやキャラクターの基本情報は、見送ることが多くなりました。
見送ると、それまでの調査時間が無駄になったように感じるかもしれません。しかし、読まれる可能性が低い記事へ何時間も使う前に止まれたなら、その調査には十分な価値があります。
競合調査の目的
競合より長い記事を書くことではありません。読者がまだ得られていない答えを、自分が用意できるか判断することです。
競合を確認せずゲームレビューを書いた失敗
私がゲームブログを始めた頃は、SEOもキーワード選定も理解していませんでした。
自分が遊んだゲームのプレイ日記を書き、クリアしたらレビュー記事を作っていました。好きなゲームについて自分の感想を書けば、誰かが読んでくれると思っていたのです。
実際には、ほとんど読まれませんでした。
ほとんどのゲームレビューでPVを得られなかった
私は、プレイした多くのゲームタイトルでレビュー記事を書きました。
ところが、ゲーム名と「レビュー」「評価」「感想」などを組み合わせた検索結果には、大手攻略サイトやゲーム情報サイトが並びます。
大手サイトには、発売前から集めた情報、複数人によるレビュー、豊富な画像、関連記事へのリンクがあります。知名度も更新速度も、個人ブログとは大きく違います。
その中へ、私が一人で書いた一般的な感想記事を出しても、選んでもらう理由はほとんどありませんでした。
当時は、「記事を増やせば、いつかアクセスも増える」と考えていました。競合の強さを確認せず、書き終えることだけを目標にしていたと思います。
ズバッと言えば、大手サイトと同じ内容を、後から少ない情報で書いても厳しいです。
初心者の努力を否定したいわけではありません。私自身が同じ方法で何本も記事を書き、時間を使ってきました。それでも読まれなかったからこそ、同じ失敗を避けてほしいと思っています。
大手が扱うゲーム名のレビューを絶対に書いてはいけない、という意味ではありません。
たとえば、次のように自分の状況を具体的にできれば、別の読者へ答えられる可能性があります。
- 忙しい会社員が平日の夜だけで遊べるか
- 親子でプレイするときに困ったこと
- ゲームが苦手な初心者でもクリアできるか
- 購入前に知りたかった注意点
- 実際に失敗した育成や攻略
ただし、こうした体験がないのに、言葉だけ変えて競合との違いを作ることはできません。
ゲームブログで個人が選びやすいテーマについては、ゲームブログが稼げない理由と個人ブログの切り口でも紹介しています。
アイテムやキャラクター情報は現在なら見送る
ゲームのアイテム一覧、キャラクターの基本情報、ストーリーの進行条件などは、多くの人が検索する可能性があります。
しかし、需要があるキーワードほど、大手攻略サイトも詳しく書いています。
情報量が多く、発売直後から更新され、関連ページも豊富です。個人が同じ一覧を作っても、完成する頃には大手の記事が検索結果へ定着していることがあります。
私は現在、大手が十分に扱っているアイテムやキャラクター情報は見送っています。
これは「個人ブログでは絶対に勝てない」という一般論ではなく、私自身の判断基準です。非常に詳しい検証ができる人や、大手にないデータを用意できる人なら、書く意味はあるでしょう。
大切なのは、検索数がありそうだから書くのではなく、自分の記事が追加されることで、読者に何が増えるのかを考えることです。
初心者向け|ブログの競合調査を行う7つの手順
ここからは、私が確認している内容を、初心者でも進めやすい7つの手順に整理します。

競合調査は、需要・上位記事・不足情報・自分の経験を順に確認します。
最初から難しい分析表を作る必要はありません。
検索結果と競合記事を見ながら、メモへ短く書き出すだけでも判断しやすくなります。
手順1.調べるキーワードと検索意図を決める
最初に、調査するキーワードを一つ決めます。
ここでキーワードを広げすぎると、競合の範囲も曖昧になります。
たとえば「ブログ」だけでは、ブログを始めたい人、書き方を知りたい人、収益化したい人など、さまざまな読者が混ざります。
「ブログ 競合調査 やり方 初心者」まで絞れば、キーワードは選んでいるものの、競合の見方や記事を書く判断基準が分からない初心者を想像できます。
次の3点を、調査前に一文ずつ書いてみてください。
- 誰が検索するのか
- 何に迷っているのか
- 記事を読んだ後に、何を判断できればよいのか
この段階を飛ばすと、競合の記事に書いてある内容を集めるだけになりやすくなります。
手順2.ラッコキーワードで候補と検索規模を確認する
私はラッコキーワードを、キーワード候補を探す段階と、候補を決めて検索規模を確認する段階の両方で使っています。
最初は、入力した言葉と一緒に検索されている候補を見ます。読者がどのような疑問を持っているかを広げるためです。
候補が決まった後は、検索規模を確認します。
ここで注意したいのは、数字が大きいキーワードほど初心者向きとは限らないことです。
検索する人が多いテーマには、多くの企業や強いサイトも集まります。反対に、競合がほとんどいないキーワードは、そもそも検索する人が少ない可能性があります。
私は『テイルズ オブ アライズ』の釣り記事で、競合が少ないことだけでは不十分だと感じました。
ラッコキーワードの数字だけで「絶対に読まれる」とは判断できません。それでも、自分が書きたいだけのテーマを一度立ち止まって考える材料になります。
手順3.Google検索の上位10記事を確認する
キーワードが決まったら、実際にGoogleで検索します。
私は現在、検索結果の上位10位まで確認しています。
まずは記事を一つずつ細かく読む前に、検索結果全体を見ます。
- 企業サイトが多いか
- 個人ブログも入っているか
- 公式サイトや通販サイトが並んでいるか
- 動画や掲示板が目立っているか
- 同じドメインの記事が複数あるか
上位が企業サイトだけなら、個人ブログには厳しい可能性があります。
ただし、企業サイトがあるだけで即座に諦める必要はありません。企業の記事が読者の疑問へ十分に答えているか、自分が補える内容があるかを次の手順で確認します。
検索結果の順位は変わります。10位までという数字も、すべての人に共通する正解ではありません。私が調査範囲を決め、作業を長引かせないために使っている目安です。
手順4.競合のキーワードとタイトルを見る
私は競合記事で、狙っているキーワードとタイトルを確認します。
タイトルを見ると、その記事が誰のどの悩みに答えようとしているかを推測できます。
たとえば、同じゲームの攻略記事でも、次のタイトルでは読者が違います。
- おすすめキャラクターを一覧で知りたい
- 初心者が序盤で使いやすいキャラクターを知りたい
- クリア後に強いキャラクターを知りたい
- 忙しい人が育成すべきキャラクターを絞りたい
競合記事のタイトルから、共通して入っている言葉を確認します。その言葉は、検索する人が求めている可能性の高い答えです。
同時に、どの競合も扱っていない状況や読者がいないかを探します。
ただし、タイトルの単語だけを少し入れ替えて、自分の記事タイトルを作るのはおすすめしません。本文にその答えがなければ、クリックされても読者を満足させられないからです。
手順5.競合記事に不足している情報を探す
次に、上位記事を開き、読者の疑問へどこまで答えているかを確認します。
見るのは文章量だけではありません。
- 結論の理由が説明されているか
- 初心者にも判断基準が分かるか
- 手順を実際に試せるか
- 情報が古くなっていないか
- 失敗例や注意点があるか
- 比較した根拠があるか
- 読者が次に迷うことまで答えているか
文字数が短くても、読者の疑問へ的確に答えている記事はあります。反対に、長くても知りたい答えが見つからない記事もあります。
「競合より1,000文字多く書く」という考え方ではなく、競合の記事を読んだ後にも残る疑問が何かを考えてください。
『二ノ国』の記事では、当時おすすめのイマージェンを扱う記事自体が少なく、記事があっても入手場所や特徴まで詳しく説明されていませんでした。
私は実際にゲームをプレイしながら迷ったため、どのイマージェンを仲間にすればよいかだけでなく、どこで仲間にできるのか、どのような特徴があるのかまで書けました。
手順6.内部リンクと収益源から記事の役割を考える
私は競合調査で、内部リンクと収益源も確認しています。
内部リンクを見ると、その記事がサイト全体でどのような役割を持っているかを考えられます。
たとえば、初心者向けの記事から基礎知識、具体的な手順、商品紹介へ順番につながっている場合、その記事はサイトの入口として作られている可能性があります。
確認したいのは、次のような点です。
- 記事の途中でどの記事へ案内しているか
- 記事末にどの関連記事を置いているか
- 同じテーマの記事が何本あるか
- 一つの記事で完結させているか
- 次の悩みを別の記事で解説しているか
収益源については、広告や商品リンクなど、画面上で確認できる範囲を見ます。
外から見ただけで、そのサイトの正確な収益額や狙いを断定することはできません。それでも、どの悩みからどの商品やサービスへつないでいるかを見ると、自分の記事の役割を考える参考になります。
ただし、競合が商品を紹介しているからという理由だけで、自分の記事にも無理に商品を入れる必要はありません。
集客記事で読者が知りたいのは、まず悩みへの答えです。必要性のない商品紹介を増やすと、本題がぼやけます。
記事の役割と内部リンクを含めて考えたい人は、趣味ブログの記事設計に迷う人へも参考にしてください。
手順7.自分の体験を加えられるか確認する
最後に、自分だから書ける情報があるか確認します。
ここでいう体験とは、華やかな実績だけではありません。
- 初めて試したときに迷ったこと
- 説明どおりに進めても失敗したこと
- 忙しい中で省いた作業
- 初心者だから理解しにくかった言葉
- 比較して選ばなかった理由
- 後からやり直したこと
失敗も立派な一次情報です。
私のゲームブログでは、大手攻略サイトのような情報量や更新速度では勝負できません。しかし、自分で長時間プレイしたゲームなら、実際に失敗した育成や、初心者のときに迷ったことを書けます。
競合と同じ結論でも、自分が試した条件や判断理由を示せれば、読者が選ぶための材料を増やせます。
一方、体験を加えれば必ず上位表示できるわけではありません。検索需要がなく、読者が求めていない体験なら、記事を書いても集客にはつながりにくいでしょう。
7つの手順を終えたら、次の問いへ答えます。
このキーワードで検索した読者に対して、既存記事にはない答えを、自分の経験を使って提供できるか。
「はい」と言えるなら書く候補です。答えが曖昧なら、切り口を絞るか、いったん見送ります。
『二ノ国』の記事が読まれた理由を競合の視点から振り返る
私のゲームブログで初めて大きく読まれたのは、『二ノ国』の「仲間にするべきおすすめのイマージェン」という記事です。
この記事によって、ブログ全体の月間PVが1万を超えたことがあります。当時のほかの記事にはほとんどPVがなかったため、大部分をこの記事が占めていました。
おすすめのイマージェンを扱う記事が少なかった
『二ノ国』には、仲間にできるイマージェンがたくさん登場します。
私自身、ゲームを進めながら「結局どれを仲間にすればよいのだろう」と迷っていました。
そこで、同じように迷う人がいるのではないかと思い、おすすめを紹介する記事を書きました。
当時の私の記憶では、大手ゲーム情報サイトにも、おすすめのイマージェンを詳しく扱う記事はありませんでした。ほかに記事があっても、情報が薄いと感じていました。
現在の検索結果も同じだという意味ではありません。あくまで、私が記事を作った当時の状況です。
入手場所や特徴まで詳しく説明した
おすすめの名前だけが並んでいても、読者はすぐ行動できません。
そのイマージェンをどこで仲間にできるのか、どのような特徴があるのか、自分の進行状況で使えるのかも知りたいはずです。
私は実際に遊んでいたからこそ、入手場所や特徴を含めて詳しく説明できました。
結果として、当時の競合記事で不足していた情報と、自分自身が迷った経験が重なりました。
競合が少なかったことだけでなく、読者が知りたい具体的な答えを用意できたことが、読まれた理由の一つだったと現在は考えています。
競合調査で狙って当てた成功ではない
ここは誤解してほしくない部分です。
『二ノ国』の記事を書く前に、私は現在のような競合調査をしていませんでした。SEOもキーワード選定も十分に知りませんでした。
自分がゲーム内で迷ったことから記事を作り、偶然にも読者の悩みと競合の空白が重なったのです。
そのため、「競合調査を完璧に行い、狙って月間1万PVを達成した」という成功談ではありません。
記事が伸びた後も、検索キーワードを分析したり、『二ノ国』の関連記事を増やしたりできませんでした。約3か月後にはアクセスが大きく下がっています。
私が伝えたいのは、成果の大きさではなく、後から振り返ると「自分の迷い」「読者の需要」「競合の不足」が重なっていたということです。
ニッチでも需要がなければ読まれない
『二ノ国』の記事が読まれた経験だけを見ると、「大手が書いていないニッチなテーマを選べばよい」と思うかもしれません。
しかし、競合が少ないことと、検索需要があることは別です。
『テイルズ オブ アライズ』の釣り記事で需要を捉えられなかった
私は『テイルズ オブ アライズ』をプレイしたとき、ゲーム内の釣りが楽しいと感じました。
そこで、「釣り場一覧とレア魚の出現場所」という記事を書きました。
自分が楽しめた内容だったため、同じ情報を探している人も多いと思っていました。しかし、私の振り返りでは需要を捉えられず、ほとんど読まれませんでした。
具体的な検索ボリュームやPV数が残っているわけではありません。そのため、客観的に「需要がゼロだった」と断定はできません。
それでも、少なくとも私の記事は、期待したアクセスにつながりませんでした。
自分が楽しいことと検索需要は分けて考える
自分が楽しかったことは、記事を書くための大切な材料です。
実際に体験しているからこそ、細かい情報や本音を書けます。記事を続けるうえでも、興味のあるテーマを選ぶことは大切です。
ただし、「自分が楽しい」と「多くの人が検索する」は同じではありません。
ここはズバッと言います。
集客を目的にするなら、自分が書きたいという理由だけでキーワードを決めるのは危険です。
私も、自分が書きたいプレイ日記やレビューを優先し、ほとんど読まれない記事を大量に作りました。好きなことを書く楽しさを否定したいのではありません。同じ失敗で時間を失ってほしくないから、目的を分けてほしいのです。
趣味として残したい記事なら、検索需要が小さくても問題ありません。
しかし、アクセスを集めたい記事なら、次の2つを確認します。
- その情報を知りたい人が実際にいるか
- 既存記事では十分に解決されていないか
競合がいない理由が「誰も気づいていない」ではなく、「誰も検索していない」可能性も考えてください。

競合の少なさだけでなく、読者需要と自分が提供できる情報を合わせて判断します。
競合調査後の「書く・切り口を変える・見送る」判断基準
競合調査を終えたら、調べた情報を判断へつなげます。
次の表を目安にしてください。
| 調査結果 | 判断 | 次に行うこと |
|---|---|---|
| 大手が扱っておらず、需要と体験がある | 書く | 読者の悩みと結論を決める |
| 大手の記事はあるが、必要な情報が不足している | 書く候補 | 不足情報を自分が補えるか確認する |
| 大手が詳しいが、特定の読者や状況に絞れる | 切り口を変える | 読者と悩みを狭くする |
| 大手が十分に説明し、自分の違いもない | 見送る | 別のキーワードを探す |
| 競合は少ないが需要を確認できない | 見送るか目的を変更 | 集客を期待しない記事として考える |
書く|大手が扱っていない、または情報が薄い
私が現在「書く」と判断するのは、大手攻略サイトが扱っていないキーワードです。
大手の記事がある場合でも、内容が薄く、自分が実体験から詳しく説明できるなら候補にします。
ただし、「競合の記事が短いから、自分は長く書ける」だけでは足りません。
読者が必要としているのに不足している情報を特定し、その答えを用意できることが条件です。
『二ノ国』なら、名前だけでなく入手場所や特徴まで説明できたことが、この条件に当てはまります。
切り口を変える|別の読者状況へ答えられるか考える
私自身には、競合調査後に切り口を変えて大きく伸ばした明確な事例はありません。
そのため、ここで成功談を作るつもりはありません。
初心者向けの選択肢として考えるなら、広すぎるキーワードを特定の読者や状況へ絞る方法があります。
たとえば「ゲーム レビュー」では大手と重なっても、次のような状況なら、自分の体験を使える可能性があります。
- 仕事が忙しく、週末だけ遊ぶ人
- RPGに慣れていない初心者
- 親子で遊びたい人
- 失敗しない育成方法を探している人
- 購入前に難易度やプレイ時間を知りたい人
ただし、言葉を狭くしただけでは切り口になりません。
その読者として実際に困ったことがあり、具体的に答えられる場合に限ります。
切り口を変えても、大手と同じ説明しかできないなら、無理に書かないほうがよいでしょう。
見送る|大手が十分な情報を提供している
大手サイトが詳しく説明しており、自分が新しい情報を加えられない場合は見送ります。
私の場合、アイテムやキャラクターの基本情報がこれに当たります。
初心者の頃は、せっかく見つけたキーワードを捨てるのがもったいなく感じます。しかし、一つのキーワードへ固執する必要はありません。
そのゲームやジャンルの中には、別の悩みがあるはずです。
- 大手の記事を読んでも理解しにくかった部分
- 実際に試すと失敗した手順
- 初心者が選択に迷う場面
- 忙しい人が省きたい作業
- 数字だけでは判断できない使用感
元のキーワードを見送り、こうした別の悩みを探すほうが、個人ブログらしい記事につながる場合があります。
ブログ初心者が競合調査で注意したい4つのこと
競合調査を始めると、調査自体が目的になったり、上位記事に引っ張られたりします。
ここでは、初心者が注意したい点を4つに整理します。
上位記事の構成をそのまま写さない
競合の記事を参考にすることと、構成をそのまま写すことは違います。
必要な共通項を確認した後は、自分が答える読者と結論を決めます。
競合Aの記事から見出しを3つ、競合Bから4つ、競合Cから5つ集めても、読者に必要な順番になるとは限りません。
見出しを作るときは、次の流れを意識してください。
- 読者が最初に知りたい結論
- その理由
- 実際に行動する手順
- 迷いやすい判断
- 失敗を避ける注意点
競合調査で見つけた内容を、自分の読者へ必要な順番に組み直します。
情報量だけで大手サイトと競わない
大手サイトの記事より文字数を増やすことを目標にすると、本題と関係の薄い説明まで増えやすくなります。
読者が知りたいのは、最も長い記事ではありません。自分の悩みを解決し、次に何をすればよいか分かる記事です。
個人ブログは、すべての情報を一覧にするより、狭い悩みを深く説明するほうが経験を生かしやすいと感じています。
競合が少なくても検索需要を確認する
競合が少ないキーワードを見つけると、穴場のように感じます。
しかし、『テイルズ オブ アライズ』の釣り記事のように、自分は面白いと思っても検索する人が少ない場合があります。
ラッコキーワードなどで検索規模を確認し、関連する言葉が使われているかを見てください。
数字が小さくても、サイトのテーマに必要な記事なら書く判断はできます。ただし、その場合は大きな集客を期待する記事ではないと理解しておきます。
調査に時間をかけすぎない
競合調査を完璧にしようとすると、記事を書き始められなくなります。
私は現在、上位10記事までと範囲を決めています。
初心者なら、まず次の項目を確認できれば十分です。
- 検索意図
- 検索規模
- 上位サイトの種類
- 競合タイトル
- 不足している情報
- 内部リンク
- 確認できる収益源
- 自分の体験
調査後に「書く・切り口を変える・見送る」を決めたら、書く記事だけ構成作成へ進みます。
記事を書く前に使える競合調査チェックリスト
最後に、記事を書く前のチェックリストをまとめます。
- [ ] 調べるキーワードを一つに絞った
- [ ] 検索する読者と悩みを説明できる
- [ ] ラッコキーワードなどで需要を確認した
- [ ] Google検索の上位10記事を確認した
- [ ] 企業サイトと個人ブログの割合を見た
- [ ] 競合が狙うキーワードとタイトルを確認した
- [ ] 競合記事に不足している情報を書き出した
- [ ] 競合の内部リンクから記事の役割を考えた
- [ ] 広告や商品リンクなど、確認できる収益源を見た
- [ ] 自分の実体験を加えられる
- [ ] 競合と同じ内容を長くするだけになっていない
- [ ] 「書く・切り口を変える・見送る」を決めた
すべてへチェックが付かなければ記事を書いてはいけない、というものではありません。
チェックできなかった項目が、その記事の不安な部分です。特に「需要」「競合の不足」「自分の体験」の3点は、書き始める前に確認してください。
公開後に記事が読まれない場合、原因は競合だけとは限りません。キーワードと本文のずれ、タイトル、記事の価値なども含めて確認したい場合は、ブログが読まれない初心者が見直したい原因も参考にしてください。
まとめ|競合の空白と検索需要の両方を確認する
ブログの競合調査は、上位記事をまねるための作業ではありません。
そのキーワードで個人ブログが書く価値を作れるか判断するための作業です。
初心者は、次の7つの手順で進めてください。
- キーワードと検索意図を決める
- ラッコキーワードで候補と検索規模を確認する
- Google検索の上位10記事を見る
- 競合のキーワードとタイトルを見る
- 不足している情報を探す
- 内部リンクと収益源から記事の役割を考える
- 自分の体験を加えられるか確認する
大手サイトがいるだけで、すべてのキーワードを諦める必要はありません。
大手が扱っていない悩みや、十分に説明できていない部分があり、自分の経験で答えられるなら、記事を書く候補になります。
一方、大手が十分な情報を提供しており、自分から新しい答えを加えられない場合は、見送って構いません。
私は、競合を確認せずにゲームレビューやプレイ日記を書き、読まれない記事を大量に作りました。ニッチなら読まれると思い、需要を捉えられなかったこともあります。
だからこそ、初心者には記事を書き終えてから後悔するのではなく、書く前に一度立ち止まってほしいと思っています。
競合の少なさだけではなく、読者の需要を確認する。そして、既存記事にない答えを、自分の経験から用意する。
この2つを確認してから記事を作れば、大手と同じ場所で消耗するのではなく、個人ブログだから書けるテーマを選びやすくなります。
次に読むなら:ブログを書く前の「設計」を整える話
記事を増やしても読まれない、何を書けばいいか毎回迷う。そんな時は、記事数を増やす前にブログ全体の設計を見直すことが大切です。
無料で使える「ブログ勝ち設計GPT」について、私のブログ運営の遠回りした経験も交えて紹介しています。
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